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第1回目「ダックスフンドの眼の病気と皮膚病について」

 ダックスフンドドイツ原産の猟犬であり、その原型はかなり古くから存在していました。ダックスとは「穴態」のことであり、巣穴に潜む穴態猟のために「ミニチュア・フレンチ・ポインター」と「ドイツピンシャー」を交配させて作り出されたようです。現在の体型になったのは1700年頃と言われ、これがスタンダード・ダックスフンドです。

 この後、小さな巣穴に潜り込めるように改良されたのが、いわゆるミニチュア・ダックスフンドで、さらに小さなウザギの穴に潜り込めるように改良されたのがカニンヘンです。

 活発な動作と狭いところにも潜り込む習性は、まさに巣穴の狩猟に適した犬種と思われます。

 さて、この犬種も他種と同様色々な眼疾患が見られます。ダックスに好発する眼疾患として先天性(遺伝性)・後天性の眼疾患があります。ここでは、特に日本で多い目の病気について簡単に紹介します。

 まず先天性では眼球が小さかったり、眼の虹彩の色(青・赤・茶と青の半分色など)が違う系統に視覚・聴覚障害が起こったりします。

 後天性の病気では、3〜6歳齢で好発する角膜に血管新生、色素沈着などの変化があり、瞬きをするとき痛がるといった症状があります。この病気は体の免疫が関与するとされ紫外線や高原(標高が高い所)が影響するといわれています。日常、日向ぼっこが好きな犬や避暑地によく行く犬に起こり易いです。(こんなワンちゃんにはサングラスが必要かも?)

 次に、若い年齢に発症し進行して行く目の病気があります。「ビ−玉のようにきれいな目」「ギラギラしている目」こんな目を見たことはありますか?これは、目の奥にある網膜に異常を認め、2歳〜6歳に好発し、発見した時にはもうかなり進行して目も見えにくくなっているケ−スもあります。

 ダックスフンドに多い皮膚病としては脱毛、痒み、潰瘍、湿疹などの症状があります。(他の犬種でもそうですが)

 脱毛では先天性後天性があり、前者では色素関連のもの非色素関連性の脱毛があり、特に幼若年に多く、その原因として種固有の皮膚構造や特徴的な骨格による物理的刺激などが、後者では感染症、内分泌疾患、免疫介存性疾患が関与していて、不妊去勢後の皮膚被毛の変化、耳介の脱毛症、耳輪の皮膚病、黒色の表皮腫などがあります。耳介の脱毛症は突然、耳介部が脱毛し広がる場合もあります。耳輪の皮膚病は耳辺縁・耳介にカサカサした皮膚病変や潰瘍が認められます。黒色表皮腫は特に体表の間擦部(内股・脇など)の摩擦、アレルギ−などによって起ります。
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